新型コロナウィルスについて思うこと(1)

新型コロナウィルスについて、色々な情報源に当たりました。色々と思うことを、雑多に書いて行きたいと思います。とは言え、まず言いたいことは・・・

相変わらず、ドラッグストアで開店前に並ぶ人々

今でも、通勤時に朝7:00、某ドラッグストアの前を通ると10名弱が入り口の前に並んでいる。雨の日はさすがにいないのだが、風が強い日は車を近くに停めて風よけにしたり、並ぶ人々が協力している。

マスク騒動に始まり、トイレットペーパーに続き、今では米などの日常品にまで波及していると聞くが・・・彼らは、いったい何を買おうとしているのだろう。

疑問に思う理由は、この辺りでは、トイレットペーパーなどは、棚に無い状態の時もあるし、普通に購入できる時もあるからだ。つまり、品薄状態が改善されて来た。

しかし、更に、米とか他の日常品が無くなるとの憶測もある。また、確かに工業製品や新築の家などに必要な便器などが品薄状態であるという話は聞く。しかし、ドラッグストアには売っていないものだ。本当に、依然として並んでいる人々は何を買おうとしているのか。穏やかに書いてはいるが、正直なところ、本当に止めて欲しい。

我先にとイレギュラーな購入形態を取ってしまうから、品薄状態が加速されて、棚から商品が無い状態をマスコミがテレビで不用意に流すから、他の人々も我先に購入しようとする。まさに悪循環だ。だから、冷静な判断が必要になるのだが。。。

素朴な疑問もある。なぜ、こういった状況では、日本人お得意の横並び精神が機能しないのだろうか?明らかに、購入者は少数派だから、横並びから逸脱をしている。はたから見れば、極めて異例な光景であるから、彼らは相当突飛なことをしている。周囲を気にする余裕もないということなのだろうか。だとすると、こんな程度のことでと思わずに居られない。ある意味、恐ろしい現象だ。

劣化が進んでいると言いたいが、そうではない。オイルショックでも同じ状況であった。いや、当時の方が激しかったと感じる。人間の群集心理なのだろう。オイルショックの時代、メディアはテレビ、新聞だけであった。テレビや新聞報道の在り方が、おおきなパニックを招いた側面もあるだろうと思っていた。しかし、SNSの時代になってもこの群衆心理に大きな変化はなかったと言える。

いや、一部変化があったと感じることがある。SNSの普及のおかげで、様々な価値を持った情報が流れた。買い占めに対する批判的な意見も多く出された。オイルショックの時のような状況に至らず、歯止めがかかったのはSNSの発展のおかげなのかもしれない。前提として、オイルショックと今回の新型コロナ騒動の逼迫度は同じだとしての話だが。

どう考えても、このような状況だからこそ、計画的な購入を心掛けないと、大変な状況に追い込まれる人が出てしまうことが予想できるはずだ。普段の通常の購入のタイミングを再認識して、より慎重に購入すべきだ。不安に駆られるにしても、普段のタイミングで購入するときに、もう1セット多く買っておくくらいが許容範囲であろう

しかし、そうは考えない短絡的な行動をする人々がいるという事実がある。このことが、また、恐怖を生み出し、自分は買う側に回ろうとしてしまう。自分たちの不安を解消するための行動が、大きな不安の連鎖の根源になっていることなど、想像だにしていないのだろう。

タイトルとURLをコピーしました