先日、病院の帰りに、自分へのご褒美でデパ地下へ行き、高級柑橘類を買おうと思ったのです。ところが、高級柑橘はなかったのです。しかし、そこに、見慣れない2種類の柑橘があったので買ってみました。
私は、純粋に甘いものが好きなんですが、今回は、甘みの中に酸味があるタイプのものでした。お値段もお手頃です。でも、なかなか店頭にはないかもしれません。見かけたら、一度試してみてください。
マーゴット(アメリカ生まれの日本産)
アメリカでミカン類と言われるものと、スイートオレンジというものを交配したと言われています。食べてみると、なるほど!!オレンジです。でも、その中にオレンジにはない酸味があります。確かに、ミカンとオレンジって感じです。
私にとっては難点ではないのですが、嫌われてしまうとするなら、種が多いことと、皮が個体によっては剥き辛いことでしょうか。
写真がショボくて伝わらないですが、色合いはもっと橙色が強いですね。
見慣れない、聞きなれない名前の品種は、何かと何かが交雑されているのですが、親を当てるのは結構面白いです。マーコットは、食べたときに、オレンジ!!は分かります。で、あとはこの酸味はなんだろう?って感じになると思います。これも楽しみ方の一つでしょうね。
サンクイーン(フロリダ州生まれの日本産)
これまた、写真がショボいんですが、正直なところ、赤みがかかった橙色に魅かれて買ったので、色は相当赤みが目立ちます。こちらも、アメリカ生まれです。
食べてみると、マーコットよりも、甘み、酸味が同レベルだと感じました。マーコットは、甘みの中に酸味がって感じですが、こちらは、同時に来る感じです。
あ!!片方の親はグレープフルーツだなってわかります。実は、大きさも結構あるので、これもヒントになりますね。で、もう片方の親は何だろう??アメリカ産なので、オレンジだなと予想。調べてみると、 「ダンカングレープフルーツ」と「ダンシータンジェリン」 が親でした。
グレープフルーツは分かりますが、後ろの「ダンシータンジェリン」ってなんだ?ってことですが、ま、大きく見ればオレンジの仲間でした。タンジェリンの仲間にマンダリンってのがありますが、マンダリンオレンジは聞いたことがあるのではないでしょうか。
マンダリンとタンジェリンは色で分けているようで、より橙色、赤みが強いのがタンジェリンです。ということで、サンクイーンは、橙色、赤みが強い色です。で、グレープフルーツの酸味と、オレンジの甘みが同程度なのです。
今回は、奇しくも、どちらも、
アメリカ生まれの日本育ちの柑橘でした。
マーゴットは「甘みの中に酸味がある」、サンクイーンは「甘みと酸味が同程度」
と、酸味の強さの違いも楽しめる2種類でした。柑橘に酸味を求める方は、この2種の食べ比べは面白いかもしれません。値段も、甘平やせとかのように高くはないので、ぜひ!