私は40代の成人男性です。生まれた時からアトピー性皮膚炎でした。小児アトピーで治らずに、成人してもアトピーでした。常に皮膚は赤い状態です。そして、痒い。痒いことの辛さは経験したものにしか分からないと思います。痛いわけでもない。しかし、痒みに襲われると精神を正常に保っていられなくなります。
恐らく、痒いと患部を叩いてしまう!というのは、余り理解されないと思います。そして、シャワーを浴びる時も高い温度でお湯をかけてしまう。温いお湯だと、患部にお湯が当たると痛いんです。ところが、高温にすると、熱さで痛みを忘れることができます。これが、微妙に快感になったりします。でも、高温のお湯だと後で乾燥してしまい余計に痒くなるんです。刺激を与えないことが大事なんですが、そんなことは子供ではコントロールできないですね。
こんな私の経験を書きながら、少しでも現在アトピーで苦しむ子供たちのヒントになればと思っていますが、正直、反面教師にしかなれないですよね。なぜなら、いま私はアトピーなので。