目の病気で、車通勤を辞めて公共交通機関利用と歩きで通勤しています。車通勤の折は、高速道路利用で往復毎日70kmの運転でした。10年以上無事故・無違反でした。車が趣味なので、通勤以外では、そこそこ違反切符切られてましたが、今はゴールド免許です。運転は、常に自己リスクを考えてコメンタリー運転などして、安全運転を意識し実践して来た。
そして、車の運転を辞めて電車と歩行が通勤手段です。安全に通勤できると思っていたのですが・・・車以上に危険を感じることが多く、遂に、恐れていた通りに。
目が悪いからこそ、危険察知は他人よりも早くしなければ
私は、現在片目の視力が出ていないので、例えば、前方から自転車が来ることは分かりますが、誰が運転しているか、体重や、スピードの把握も正確にはできません。
だから、怖いわけで、早期に察知する必要があります。もっと言えば、事故リスク事態を減らす行動をしなければなりません。そして、そのように行動していたおかげで、大ごとにはならなかったのですが、でも、歩道で歩いているだけで、自転車に追突されたのです。少し回りくどいですが、この何とも言えない感覚をお伝えしたく記事にしました。
歩道で、歩行者は右側をあるくべきか、左側をあるくべきか
法律的には、歩道において、歩行者はどこを歩いても自由です。ですが、歩道のない車道において、車両は左側通行なので、歩行者は右側推奨だ!と子供の頃に教えられた記憶があります。
理由は、車両が左側通行で、歩行者も左側通行の場合、歩行者は背後から追突されることになる。右側通行であれば、車が突っ込んで来た場合に避ける動作ができるから。
これは、なるほど!と思った記憶があります。ですから、私は歩道でも右側を歩いています。いやいや、歩道だから、自動車走ってないだろ?と思うかもしれません。しかし、歩道は、軽車両である自転車が走っています。本来は、車道を走るべきものですが、どうも認知されていないし、現実、日本の車道は自転車走行を想定して作られていないので、実際に車道の左側を自転車が走行するのも現実的ではない側面があります。だから、自転車が歩道を走るのは、仕方ないと判断。
そして、不思議なことですが、自転車の多くは歩道走行時は歩道の左側を通行しています。だから、私は右側を歩行するようにしています。
当初は、私も歩道の左側を歩行していた
当初は、私も歩道の左側を歩行していました。不思議なもので、なぜだか歩行者も左側を歩く人が多いです。いやいや、昔、歩くのは右側!と教わった記憶があります。しかし、昨今は、駅のエスカレータや階段の上り下りで、左側を歩く指示も多くなりました。この変化は、結構不思議なのです。
実際に、歩く人も左側が多いので、私も左側を歩くのが自然な流れです。私が右側を歩けば、対向する歩行者とぶつかります。すれ違いの折、どちらかが譲る必要が出て来ます。相手の歩行者からすると、うっとおしいですよね。
更に、私が歩く歩道は、車道からすると車の進行方向左側の歩道。ガードレール等がある歩道ですが、車との事故リスクを考えると車道から離れた左側を歩く方が良いとも考えられます。
悩みながら、日々歩いていると、車と衝突するリスクよりも自転車と衝突するリスクの方が高いと考えるようになりました。自動車は、EV化されたとしても、一般道を走行する際はタイヤの摩擦音や速度を出しているので、まだまだ、エンジン音が聞こえることが多いです。また、車がコントロールを失った場合は、スキール音やクラクション等、危険を察知するサインはいくつかあります。歩きながら、後ろに意識を向けていれば、危険を察知しやすい。しかし、後方からくる自転車の察知は、音ではほぼ不可能でした。影とか、先方から来る歩行者や自転車の挙動から、後ろから自転車が来ると察知することは可能です。でも、後方から単体で来た自転車の察知は無理でした。更に言えば、自転車が後から私を追い抜く時、私が急な動きをして衝突するリスクもあります。
こういった基準で、自動車よりも自転車の方がリスクが高いと判断して、結果、私は右側を歩行することにしたのです。
左側歩行の判断が、欠課、身を守ることになった
そんなある日、右側を歩いていると前方から左側を走行する自転車が来ました。並走しながらの4台。本当に腹が立つのですが、更に右側によってやり過ごします。そして、その後に一台やって来ます。
うん?左側を直進・・・私をよける動作に入らない・・・うん?下を向いて運転してる!?これは、ギリギリ気づくか、衝突するかの二択。ダメだ、ぶつかる・・・
防御態勢・・・・
実際は、自転車側が衝突寸前に気づき、自転車のハンドルを切ったので正面衝突は避けられました。いや、正面衝突の場合は、約70キロ程度の物体が10キロ程度で、かなりの衝撃になります。歩道の右側に張り付いて歩いているので、避けるスペースがありません。それに、ギリギリ自転車が気づけば、私から見て左側に逃げるわけで、私が左側に動けば、つまり、歩道の中心に逃げれば、被害が大きくなるリスクがあります。ですから、結論はその場での体裁きで何とかするしかありません。
今回は、ギリギリでハンドルを切る動作があったので、自転車自体を私から見て左側に逃がすような体裁きをしました。なので、私自身は無傷でしたし、相手を倒す程押してはいないので、先方も無傷。
思わず、思いが込み上げて「ふざけるな、このやろ!」
もし、私が左側を歩いていて、後方から追突されていたら?と思うと寒気がします。自転車の運転者は、下を見て運転していたわけで、私がどんな状態でも衝突していました。
後ろ側から衝突していたら、体裁きはできないので、無防備で喰らいます。前方から来たので、手を出し、肩をあて、身体を捻ることで、いなしが出来ました。しかし、後方からならば、例えば、前輪が私の足に当たる、腰などにカゴが当たる、色々なことが考えられますが、モロに身体が衝撃を喰らいます。これは想像しただけで恐ろしい。
正直、なぜ、歩道を歩いているだけで事故に巻き込まれるのか?10年以上、車での通勤では無事故だったのに。。。こんなに、色々と気を付けて歩いているのに・・・・
ここは、私もまだ未熟なので怒りが込み上げて思わず・・・
「ふざけるな!この野郎!!」と叫んでしまいました。これは良くないですね。そこで、私が怪我をしたのなら、即、警察と救急車を呼ぶことや、周囲に助けを必死に求めます。せっかく、怪我せずに凌いだのに、相手がどんな人間が私は判定できていないわけです。前を走る並走自転車と仲間ならば、複数対1人になりかねません。
今回は、先方の自転車の運転者が、そこで自転車を降りて「すいませんでした。」と謝ったので、私は何も言わずその場を去りました。勿論、後ろから追われていないか、気に掛けながら。昨今、85歳のお年寄りが高校生に暴行を受けるなんていうニュースもありました。身体的にリスクを抱える私は、不要なリスクを避けるために必死に生きています。自分の人生を台無しにしないため、大切な人を悲しませないために。