オイル除去から1年4か月が経過しました

アトピーと目の病気

2019年9月に網膜剥離の手術を行いました。そして4か月後にシリコンオイルを除去する手術を行いました。その2か月後にブログにて近況を書いたのですが、その後について、書いてみたいと思います。オイル除去から1年4か月経過した現在の状況です。

オイルは完全に除去できない

 前提知識ですが、網膜剥離の術式で、剥がれた網膜を眼底にレーザー等でくっつけた後、安定させるのに、オイルの浮力を利用します。簡単に言えば、眼球にオイルを入れて、その浮力で網膜を眼底に押し付けて安定させるというものです。

 症状が軽い場合は、水(除去が必要なく、眼内から体内に自然に輩出されていく)を利用するのですが、軽くない場合はシリコンオイルを入れます。これは、自然には眼内から無くならないので除去手術が必要になります。

 しかし、オイルを完全に取り除くのは難しい・・というリスクがあります。網膜が安定したとしても、残存物が見えるということになります。

読書、モノを書く時・・本当に見えない

 1年4か月が経過しました。普通に外界を見る分には、残存物は気になりません。しかし、白い世界を見る時は気になります。重度の飛蚊症という感じですね。大小さまざまな点がありますし、場合によっては、畝っています。綺麗に輝くなら天の川のようですが、そんな綺麗なものではありません。

 特に、私の場合、残存物の塊が気になるのが、次のケースです。

 1.ちょうど下を向いて字を書く時

 2.机に置くなどして本を読むとき

冗談抜きで、塊が邪魔で字が見えない、書けないのです。正確に書き写す作業などは、最悪ですね。

追加の除去手術は行わない判断

 眼底写真などから、主治医も「読むの大変ですよね?」と症状を理解してくれています。再手術を行って除去するか?という議論になった時、

 1.現在、網膜は安定していること

 2.再手術を行っても、完全に取り除く保証がない

という2点から、再手術は行わず、経過観察を行う選択をしています。

円錐角膜の方が辛いから、残存物は忘れられる

 皮肉なものですが、私は網膜剥離、両目の白内障及び円錐角膜を罹患しています。左目の網膜剥離の残存物も辛いのですが、それ以上に、右目の円錐角膜への対症療法であるハードコンタクトの処方の方が辛いのです。左右の視力差、ハードコンタクトの異物感に常に悩まされています。

 これが主な理由で、現在は運転を辞めて電車通勤です。心臓の病もあり、左右の視力差もあり、どちらが原因なのかも分かりませんが、立ち眩みが多いので、長時間立っていられない。ですから、HELPカードを身に着けています。(心臓の方も治療はしています。)

というわけで、網膜剥離のオイル除去は、これからも付き合っていかなければなりません・・・読書時は本を上の方に持ち上げて読む、書く時も画家さんが描くような机、角度がつけられるようにすれば、問題ありません。ま、対処の仕方を見つけて、騙し騙し生活して行きます。

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