アレルゲンとどう向き合うか?
私がアレルゲン検査を初めて行ったのは中学校に入ってからでした。いや、正直、遅いでしょ!!思うのです。私は大切に育てられたと思っていますが、このアトピーに関しては違っていました。アレルギー反応として、よく例えられるのは、水が溜まっていき、コップが一杯になり漏れ出すと発症するというものですね。ですから、アトピーと診断されたならアレルゲンをいち早く特定して、できる限りアレルゲンを除去するようにすることが最善だと思うのです。いや、実はちょっとこの表現は矛盾してますよね。発症した時点で、アレルゲン物質に反応しているわけですよね。でも、まだコップが一杯になっていない状態で軽い反応かもしれません。
それに初期段階であれば、”アレルゲン物質を断つ”という極端な行動に出なく済む可能性が高くなります。もちろん、反応が強い場合は断つ必要がありますが。なるべく、なだらかに。緩やかに対応したいわけです。だから、血液検査でアレルゲンを特定するのは早い方が良いと思います。
絶望したアレルゲン「米と小麦」
私が血液検査を行った結果、花粉やらハウスダストなど一般的なものの数値はもちろん高かったのですが、特別高かったのが何と!!米と小麦・・・・育ち盛りの中学生、弁当のご飯は大盛でしょう。吉野家の牛丼は特盛(当時は特盛が最大でした)でしょう。ラーメンとチャーハンは当たり前でしょう。回転すしに行けば、30皿とか平気で食べてました。育ち盛りの男子中学生、高校生から米と小麦を取り除いたら、いったい何が残るのか?冗談めいて書きましたが、当時、本気で何を食えばいいのかと思ったものです。
母親も困ったと思います。いや、正直、それほど困らずに、「食べるしかない」と結論づけたと思います。AmazonのCMでしたか、小麦アレルギーでパンが食べられない子供に、米粉のパンを食べさせるものがありました。私が子供のころは、そんなものは無かった。いや、あったとしてもインターネットも普及していない時代でしたらから、手に入らなかった。今思うと、私の痒みを本当に理解していなかった気がするし、直さないと後々大変になるなんて思ってもみなかったのでしょう。あ!!私は、米粉でもダメかもしれませんが。
成人してから、自分でコントロールした結果大変なことに・・・
母親への不満を述べましたが、私も大人になり結婚もしました。そこで、嫁の協力を得ながら脱米、脱小麦を試したことがあります。米、小麦を取らないということは、食べるものは、お肉と野菜、果物ですね。簡単に想像できると思いますが、食費は2倍ほどになりましたし、おかずの品数を増やすわけで、準備も大変でした。相当、嫁に迷惑をかけました。確かに、アレルゲンを断つわけで、痒みは減ったと思います。いやいや、正直なところ、大人になっていて、もはや、自分が痒くないとか、認識できなくなっていました。本当は、これが恐ろしいんですよね。
話がそれましたが、米、小麦を断ってお肉中心の生活になり、その先に待っていたのは・・
痛風を発症!!本当に笑えませんでした
栄養取りすぎたんですね。痛風です。風が吹いただけでも痛いから痛風とは良くいったもので、本当に痛い。痛風の治療をしながら、肉も食べられない・・・俺はいったい何を食べればいいのか?途方に暮れました。そうして、私がたどり着いた結果が、バランスの取れた食事です。
結局、ドカ食いをしない、バランス重視が最善でした
今は、米も小麦も適度に食べています。ただ、Aカットごはんや玄米や工夫も色々と覚えました。野菜、肉、すべて食べています。でも、これは初老を超えたからできる芸当かもしれません。子供が自分で実践することは不可能に近い、だから、親御さんの力が試されるわけですね。