後は、祈るしかない・・・・

本当に忸怩たる思いだ。後は、祈ることしかできない。事態が悪化すれば、本人も辛いが友人として私も一生後悔する。

この前の日曜日、友人と山に登る計画を立てた。通常ルートでは面白くないので、昔の記憶を辿って、今はその山の非正規ルートを登ることにした。これがいけなかった。背丈もある藪、道なき道を木々をかき分けて進む場面が多々あった。

多少、道に迷いながら、それなりの満足感を得て、第一目的地に到達した。普通の道ではなく、何度か道を見失い、同じ場所を往復したことから、体力を奪われ、結果的に山の頂上へのアタックは止めた。

正直、自然の厳しさに触れて、自分の中にある生きる力を感じていた。今、自然の厳しさと書いたが、昨日、友人と私は本当の自然の怖さを思い知らされた。マダニだ。

3日後に、マダニに喰いつかれていることに気づいた

山に行った3日後の夜、友人からメールが来た。「身体をチェックせよ。」という内容だった。聞いてみると、マダニに喰われていることに気づいたと言う。

不幸中の幸は、驚いてその場で、取り除かなかったことだ。喰いついたそのままの状態だと言う。マダニは数日間血を吸い続ける・・・聞いたことはある話だが、現実とは・・・これが正直なところだ。

マダニが引き起こす病気は恐ろしいもので、ワクチンはまだない。対処療法しかないのだ。ここで、誤解してはいけないが、マダニに噛まれると必ず病気になるわけではない。噛んだマダニが保菌しているかどうかが問題なのだ。

更に、仮にマダニがウィルスを持っていたとしても、発症するかには、まだハードルがある。マダニの持つウィルスの量やこちらの免疫力も関係する。

本日、友人は皮膚科に行き、皮膚ごと切除してもらい、ミノマイシンという抗生剤を処方されて1週間の様子見となった。何もならないことを、祈るしかない。

自然を甘く見ていた。私の方が肌を露出していた。私は運が良かったとしか言いようがない。

新型コロナの中、病院に行くきっかけを作ってしまったことやら・・・もう無事に済んで欲しい。祈るしかない。

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