実家倉庫、15年前の手抜き施工で酷い目に遭った

一か月程前、実家で暮らす母親に、倉庫に入っているものを確認してもらったら、

「もう、あの倉庫には入りたくない。なんか獣臭いし、フンがある。」

と、突如言われた。内心、そんなわけない・・どうやって倉庫に動物が入るって言うんだと思っていた。

しかし、行ってみると、倉庫は確かにフンだらけだった。売却する車のタイヤセットを頑張って取り出して、その日は帰った。しかし、いつかは清掃しなければ・・・と思っていて、ようやく先日、その日を迎えた。ついでに、不要なものも一斉に廃棄するつもりだった。

フンとの格闘・・・本当に酷かった・・・

足場は、フンだらけ・・・しかも、荷物を除けて行くと、想像だにしない光景が・・描写すると気分が悪くなるので、控えます。とにかく酷かった。母親に移さないようにと新型コロナ対策も含めマスクをしていたが、それでも、気持ちが悪くなる悪臭であった。

ほうき、塵取りで全体を取り除き、その後、頑固な奴を農具でゴシゴシ。そして、ウェットタイプの床拭きクリーナで全体を拭く。更に、頑固な奴を個別でスクレイパーでゴシゴシ。次に、雑巾を靴で踏みながらの拭き掃除。。。これで、相当綺麗になりましたs。

で、最後の仕上げが、除菌剤を撒いてから消臭剤で完了!!

犯人は、確かに動物。フンの大きさや形状から、犬猫ではないし、小型犬以上の大きさを持つ動物です。恐らく、ハクビシンでしょう。

しかし、もう一人の犯人がいます。なぜ、ハクビシンが侵入できたか?ということです。正直、「母親が扉を開けっぱなしにしたんだろう!!」と口げんかにもなりましたよ。

中の荷物を外に出したときに、原因=犯人が分かりました。

パネルが全くネジ止めされていなかった・・手抜きだ。

本当に、腹が立ちました。中の荷物が、壁にもたれかかったのでしょう。パネルの一枚が外側に捲れてしまい、外から入れる隙間を発見しました。

はっぁ!!!???

最初は、重い荷物が倒れてしまって・・・と自分の過失を疑いましたよ。でもね、そんなことは想定して設計してるだろ!!と思い、冷静に見てみると・・・

倉庫の外壁は、下から上までのパネルを外からはめ込んで、支柱材、床材、そしてパネル同士をネジ止めして固定しているのですが、そのパネルには、全くネジ止めがされていなかったのです。

馬鹿か・・・・単純なミス、手抜き、確認不足じゃねーか!!

15年前の施工なので、今更・・って感じですけどね。でも、これが、家や車だったと思うとゾッとしますね。

全方位、それなりの知識と修理する技が必要だと痛感

この冬に97歳で亡くなった祖父、株で一気に2億円損失するなど、なかなか豪快の男でしたが、あの時代の人々の、自分で修理して使う精神は本当に偉大だと思う。私は、戦争経験者である祖父の孫として、子供の頃は色々と教えてもらった。

一番、印象に残っている修理は、「シロアリの出現への対応」だった。

今では築50年の木造家屋なのだが、シロアリが出たとき、普通は業者に連絡だ。

ところが、祖父が取った行動は、(私も子供ながらに同行したのだが・・・)

畳部屋の畳を取っ払い、その下の床材をひっぺ返し、床下に潜る。そこから、匍匐前進でシロアリが出たであろう風呂場近くの床下まで行き、その辺りの木材を見てシロアリの場所を特定。そこで、シロアリがいる部分の木を切り出す。その後、自分で木を加工して補強材を作って設置する。

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