株式投資に関しての気づき

資金20万円ではじめた株式投資、まだド素人であり徐々に操作に慣れてきた段階です。それでも、色々な気づきがありました。今回は、この気づきをまとめて行きたいと思います。

80%が損をする理由は、欲のコントロールができないから

毎回と言ってもまだ数回なんですが、2000円程度の利益を上げることができるようになりました。しかし、先日23500円の損を出しました。ロスカットの原則を守らなかった結果です。

今回は、9:00冒頭の値上がりは予想していたので、ここでの買い方に戸惑い、結果的にその波に乗れず、かつ、高い値段で買ってしまいました。しかも、初の思い切っての500株。今までは300株が最高でした。

初めての操作でミスをして、高い値段で買ったわけですが、上がったあと始値まで下降し、その後上がると予想していたのです。ところが、始値まで下がることまでは予想通りでした。その後、上がることなく下降したわけです。

この時、私は2つの点で欲に負けました。1つ目は、始値を低く抑えようとして、指値で失敗したのです。成行にしておけばよかった。ここで、欲をかいて、操作をミスしたわけです。

2つ目は、予想した所まで下降した後に、下降傾向にあったのに、また上がるのでは?と思ってしまったことです

この後、昼休憩明けの上昇も狙ったのですが、全くダメでした。ここは、銘柄の読みが間違っていました。3つの平均線がきちんと上がる株を買っていませんでした。世界恐慌の兆しもあり、どんどん下がります。

この日は、売ることを諦めて翌日の9:00頭の急騰を狙うことにしました。今回は、頭の急上昇の場面で買う操作が、既に終えています。操作ミスの可能性はありません。

そこで、欲をかかず、買った値段で売る設定をしました。ところがです。ここも欲をかいてしまっていました。「世界一やさしい株の教科書1年生」には、終わった後振り返るように書いてあったので、それを実践していますが、どう考えても、買った値段まで値を戻すことはなかったのです。損益覚悟でロスカットすべきだったのです。しかし、人間ってのは、本当に欲深い・・理性が働かなくなってしまうのだと痛感しました。

結局、その日も売ることができません。ここで、色々な方々が「含み損が多いと、心臓が痛くなる。」「不安で仕事に手が付かない」と言っているのを思い出しました。本当にそうなんですよね。お金に支配されている感じがヒシヒシと伝わってきます。

こう感じている最中、更に値が下がります。「高い授業料だけども、不安から逃れる、そして、肝に銘じるために、損益を確定させよう。!!」

更に、私は500株を買い、自己資金の75%を投入していたので、塩漬け状態になると、他への投資もできません。この辺りの判断も間違っていました。ということで、23500円でロスカットしました。

予想が外れた段階で、ロスカットの原理

基本的に、ファンダメンタル、テクニカル手法の両方から、値動きを予想します。この動き方によって、様々な売買方法があって、適切なものを選ぶわけですが、私は現物のみですので空売りなどはできません。また、資金20万円の制限もあり、複数銘柄に効果的に投資する力はまだありません。

少ない選択肢を駆使するわけですが、最も大事なことは、

予想が外れた段階で、即ロスカットです。予想が外れた瞬間に値動きについては、ギャンブルになります。ギャンブルは投資ではないので、そこでロスカットを絶対するわけです。資金が少ない個人投資家の大原則は、損をしない、つまり、ロスカット重視だと思うわけです

欲などの感情を排して、数理モデルベースで投資を行う

少額であっても、こうも私自身、”欲”によって冷静な思考ができないものか・・・と思います。最近大往生で亡くなった祖父は、株で財を成した男であり、2億円を瞬時に失い、大変な老後を過ごした男でもあります。こういった背景から、祖父以外は株に対するイメージが悪く、私の投資への参加も反対されました。

株には、ロマンがありますが、そのロマンはギャンブル性が強いものです。しかし、株の本当に魅力は、ギャンブルではなく、きちんと資金を増やす方法が眠っているところです。

仮に、今後続けていくときに祖父のような失敗をしないために、正直に言えば、祖父の血を引き継ぎ、どこかで、えい!っとやってしまう気質を持つ私にとっては、心から、初心者である今から、徹底的に身に付けておくべきことがロスカットの原則です。(いや、万が一にも、モノ言う投資家レベルになったら話は全く違うのでしょうが、今は、少額個人投資家の前提です。)

更に、感情に左右されない投資方法の方向性として、きちんと数理モデルを考えることにしました。日々の投資を、”試行”と考えて、どうしたら利益を最大にするのか??今はロスカットの原則の上に構築するつもりです。

IFDOCO注文とか、場合によっては空売りなども用いて、勝ち負けを繰り返しながら、一定期間で利益を最大にするモデルを考えたいと思います。

株式投資は、株式会社を支える。会社も投資家もハッピーに。

当然、自分の利益を上げることを真剣に考えているわけですが、FXのゼロサムゲームとは異なり、株式投資は、上手く行けば投資家全員が勝つことも夢ではない!!とフッと思ったのです。

株式投資って、そうか、例えば、私は今デイトレードが基本ですが資金が増えたら、中長期的に伸びる会社の株を買うようになります。それが、株式会社の資金調達の小さな助けとなるわけです。つまりは、株式会社にとってもプラスになる!!

あ、株式投資って資本主義社会の根本を支える仕組みなんだな。こう考えると、大げさでなのかもしれませんが、こんなことが言えそうです。

”民主主義社会の投票権”と”資本主義社会での株式投資”は同じレベルなんだ!!!

なんか、どちらも、権利であって義務じゃないのも納得できます。

ということは、日本に生きる国民にとって、投票、株式投資は、良き市民の必須事項なんだな。だとすると、学校教育でも、投票の重要性と並んで、株式投資の重要性も教えないといけませんよね。今は片手落ちですよ。

株式投資は大損すると言われますが、選挙だって、投票結果で国の方向性がヤバい方向に向かいます。どちらも、大きな話ですよね。そして、どちらも、決してギャンブルではない。選挙でも勝った政党は、資金力も含めて、戦略、戦術を持っている。それと同じように、株式投資も勝った人には、きちんと理由が存在する。

そして、どちらも、”日本や世界の在り方”に直結している。深い世界なんだな。

と言いつつ、私はとりあえず、自分の資金を増やすことに奔走するのです。これが現実。。でも、この現実の先に、大きな世界があるのも事実ですね。

知識獲得と操作方法の習熟は、良き市民の嗜み

こんな大ごとを言った後ですが、やはり、勉強と慣れは絶対必要です。これは、”嗜み”レベルですね。良き市民になるために、必要不可欠な努力です。

巷で、政治の話、株の話が日常的に行われたら、結構、面白いというか、まともな社会になるのではないかと思います。

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