ハードコンタクトの付き合って行く・・・

アトピーと目の病気

円錐角膜と診断されて、一度は、両目のカスタマイズハードコンタクトを作りました。1枚25000円です。ところが、角膜が歪に尖っている病気ですから、装用感は最悪でした。1週間ともたずに付けなくなりました。

当時は、左目が眼鏡で0.8程度、右目は円錐角膜が酷く0.03程度です。それでも、左目の眼鏡矯正で生活が成り立っていました。車の運転も左目です。運転免許更新での視力検査も左目のみパスしていました。片方の目だけだと、視野角の検査があります。

しかし、昨年9月に左目が網膜剥離となり、右目を何とか見えるようにしないと!!という必要性に迫られ、新たにカスタマイズのハードコンタクトを作成したのです。今回は、左目の回復が予想できなかったので、とにかく最善を尽くす必要があったわけです。

強い意志で、ハードコンタクトを装用し始めたのですが、結構、困ったことは、日々のケアです。そこで、今回は私なりのケア方法をまとめてみました。

意点ですが、利用しているコンタクトレンズの種類で使ってよいもの、悪いものがあります。何を使うか?の最終決定は、眼科医など専門の方に確認することを強く勧めます。私も、最終的には、通う眼科病院に来る専門業者の方にアドバイスを貰いました。

基本は、洗浄液を使い指で”こすり洗い” 指の爪は切るべし

ハードコンタクトを、手のひらに置きます。向きは、窪みを上側にします。次に、洗浄液をかけます。その状態で、指の腹で、コンタクトの窪みを撫でるように洗います。洗浄液が、徐々に白く泡立ちます。これが目安です。私は機械的に100回擦っています。

事前に手を水で洗うことや言うに及ばずですが、洗う指の爪は絶対に切っておくべきです。冗談抜きで、指でこするときに、爪が長いとひっかいて傷つける可能性があります。

洗い終えたら、水ですすぎます。流水が良いのですが、流し場で落とすと悲劇です。排水溝に専用のネットなども売っていますが、イチイチ緊張します。なので、私は、ボールに水を入れて、ハードコンタクトケースの爪に装着して、水洗いをしています。十分に洗ってから、目に装着です。

洗浄のタイミングは、”取り外した時”と”装着前”

私は12時間以上、ハードコンタクトを装用しています。取り外したら、速攻でお風呂に入りたいわけです。(アトピーのこともあります。)でも、ここは我慢です。外したら、洗浄です。

外した直後は汚れが一番ついている状態ですが、要するに汚れが固着するまえに綺麗にしておきたいわけです。洗ったら、保存液(私の場合は洗浄液兼用のものです。)をケースに入れて保存します。これは、付け置き洗浄という意味もあります。

そして、装用する前にも洗浄です。取り外した後にきちんと洗浄しておけば、装用時は、保存液を洗い流すだけでよいかもしれません。しかしながら、洗いきれなかったら、雑菌が繁殖している可能性もあります。万全を期すなら、装着前も洗浄です。

ハードコンタクトの寿命は年単位です。

ハードコンタクトの寿命は年単位です。ざっと2,3年だと言われています。この寿命は、きちんとケアがなされている場合です。爪を切り傷つけない、常にクリーンな状態を保ち、目にトラブルを発生させなければ25000円も安い買い物になります。

ただ、私の場合は、円錐角膜なので、角膜の形状が変化したり、他の病気になれば話が変わります。でも、装用感が悪くて、様々なトラブルになることは絶対に避けたいことです。きちんとしたケアが自分の目のためになるわけです。

たんぱく質分解酵素を添加する

私はアトピーであり、アレルギー持ちなので、目ヤニなどが多く出ます。きちんと擦り洗いをしていても、コンタクトの縁に白いものが付着するようになりました。そこで、たんぱく質分解酵素を添加する方法を知りました。

メニコンの「プレテオフ」という商品を購入し、保存時に1滴ずつ添加しています。

どうでも良い話ですが、メニコンという社名は、「目にコンタクト」から来ています。

更に、日々のケアではないのですが、1か月に一度とか、更に強力にたんぱく質を除去してはどうか?と思い、

メニコンの「プロ―ジェント」を購入しました。しかし、この商品、使用してよい一覧にないコンタクトレンズについては、使用してはいけない!!と書いてありました。入院時に、業者の方に確かめてみると、「強すぎるので、避けてください。」とのことでした。 

ちなみに、このプロ―ジェントという強力なたんぱく質除去液は、プロ―ジェントバイアルという専用容器で使用することになっています。両方買ったのですが、無駄に・・・

装用感が悪い原因の一つは、内側の汚れ

網膜剥離の経過観察と共に、ハードコンタクトの装用感を直して貰う目的で病院に行きました。そこで、専門業者の方に色々とアドバイスを頂戴しました。

まず、前提として、目にキチンと乗っているので角膜の形状とはフィットしている。という見立てがありました。ここは、信用するしかないので信用しています。その上で、装用感が悪い原因としてこんなことが考えられるそうです。

  • 瞼を閉じるとき、瞼でコンタクトが押し付けられる。
  • コンタクトの内側のエッジに汚れがついて、目に触れて違和感に繋がる。

どちらも、納得の原因です。私は、細目なので、より一層、装用感が悪くなるわけです。でも、これは整形でもしない限り改善は見込めません。ということで、2つ目についての改善案をアドバイスしていただきました。

それは、研磨剤入りのクリームで洗浄するというものです。

サンコンタクトケアの「クリーン&ウェット」を購入しました。

こすり洗浄か?付け置き洗浄か? 意見が分かれるらしい

市販されていない研磨剤入りのクリーナーは、専門業者が、コンタクトの微妙な削りに使うものだそうです。しかし、市販品は、汚れを取る程度の研磨力ということです。なので、定期的に、研磨剤入りのクリーナーで洗浄することを勧められました。

その業者の担当者さん曰はく

「他の業者の方や担当者によっては、こすり洗いは止めて、付け置きの洗浄の方を勧めるかたもいます。しかし、衛星面なども考慮して、”きちんとしたこすり洗い”を私は勧めています。頻度は個人差があるので、何とも言えませんが」

なるほど・・私の場合は、装用感が悪くなるタイミングは自分でわかるので、そのタイミングで、研磨剤入りのクリーナーを用いて洗えが良いわけです。

ま、付け置き洗浄がいいのかどうかは、私にはまだ判断はできませんが、しかし、当面は、プロの言うことを聞いて進めて行こうと思います。具合が悪ければ、変えればいいだけのことです。

でも、趣旨を理解して、丁寧に進めて行こうと思っています。

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