今朝、18年間乗って来た車を手放しました・・・悲しい気持ちもありますが、一方で晴れやかな気持ちもありました。次の一歩を踏み出したというか。それほど、濃厚な時間を過ごして来たわけです。これから、複数回に分けて、まずは、車のチューン歴を書いて行こうと思います。
スカイライン史上最弱スペックを思い知る
33GTSは2リッターNAです。カタログスペックで130馬力です。車重も32に比べると重いですし、ま、控えめに言っても「オッサンカー」です。私のは後期なので、前期に比べると大分マシなんです。前期は本当にあり得ない・・・
購入した時の状態は、ライトチューンがされていて、ホイールは外見重視のアルミホイールで17インチで215/45だったかな? マフラーは多少、うるさかったのでちょっとしたスポーツマフラーで、内装は純正でした。
まだ、ミッション操作にも不慣れな状況でしたが、とにかく遅い・・・軽自動車にも発進で余裕で置いて行かれる。軽は軽いから当たり前なんですけど、普通の車なら踏めば負けないわけですが、当時のスカイラインは踏んでもダメでした。
13シルビア乗りの友人と、峠の世界へ・・・
友人に勧められて、”スポーツカー乗りたるもの峠へいくべし!!”これが、私のその後のカーライフの方向性を決めたと思います。
彼のアドバイス
- 下りは危険だから、上りしかやってはダメ。
- ドリフトはサーキットで練習すべきだから、グリップ走行で行く。
ということで、私のドライビングスタイルがグリップ走行に決まりました。FRなのでテールスライドくらいは習得しないといけません。ところが、本当に最弱ぶりを思い知らされます。正直、130馬力の非力マシンNAマシンは、想像以上でした。
上りでは、何をしてもテールスライドしない。しかも、スキール音すら発生しない。
友人からも、当時峠にいた人々からも、「なんて遅さだ・・・」
ブレーキパッドの交換くらいはしたのですが、LSDを入れるとか、色々と手を加えようとするも、とにかく遅い・・・これでは上手くなれない・・・と言われ続けます。そんな時・・・
スカイラインには、GTRという上級モデルがある!!
GTRのエンジンをスワップしてくれる店が存在する!!
いや~、車好きにはこの段階で、先が読めてしまいますよね。
そう、エンジンをRB26DETTに換装したのです。無知だから出来たことです。 合理的に考えれば、完成した車を買えば良いわけです。でも、当時は作り上げて行く魔力にはまってました。
これが、茨の道への入り口だったわけです。この時からC&Yスポーツの知念さんとのお付き合いが始まるのですが、私は知念さんと知り合っていなければ、今日まで車は続けて来られなかったと思います。無知な私をボッタくることもなく、壊れないマシンを作ってくれました。作り上げる方向性にこだわったのは私ですからね。一度会ってみればわかりますが、知念さんは本当に良い人です。C&Yは、超お勧めのショップです。車好きの若者、スポーツカー始めるなら一度行ってみてはどうでしょうか?
私のスカイライン、ミッションブローは一回もありません。ミッション交換は18年で一回だけ。エンジンブローも一回もありません。ドラシャなども折れていません。電気系統の故障もありません。
あくまで、素人レベルでハードに乗って来たという前提です。エンジンオイルは3000km毎や、サーキット走行したらその都度交換はしていました。また、グリップなのでドリフトに比べればマシンへの負担は少ないし、私は慎重なドライバーであったとは思います。
大きな事故もなく、今日、スカイラインを引き取って貰えたこと自体が、ある意味奇跡でした。ハードに乗って、壊れずに事故もせずに、18年間ですから。
次回、RB26DETT換装後について書いて行きたいと思います。