先日、人生初の経験をしました。軽いパニックを起こしました。冷静な判断ができなかったし、到着駅を待たず電車を降車しました。人間って、意外と弱いなと感じましたし、自分も結構、必死に生きているんだなと感じました。
目の病気、アトピー性皮膚炎のダブルパンチに、日々のストレスがかかった結果でしょうか。もう耐えられない・・・となってしまいました。なぜ、自分がパニックを起こしたのか、自分で考えてみました。
アトピーの発作は、”痒くて、掻くことを止められなくなる”
自分でも分かっていますが、こんな条件が重なると、今でも掻きまくってしまいます。
- 汗をかいてしまい、シャワーに入れず放置されたとき
- 冬場などに厚着をして、体温が上昇して下がらないとき
- 10時間程度活動して疲労したとき
本当に、自分では制御できなくなります。理性が働いているときは、掻かないように意識出来ていますが、実際はそれでも無意識に掻いてしまいますが、それでも、ある程度、制御出来ています。しかし、上の条件が重なり、それこそスイッチが入ると、もうダメです。かなりの痒みもあるのですが、ストレスが半端ない状態です。服を脱ぎ捨てて、掻きむしってしまいます。家であれば、まだ、外に出て温度調節したり、シャワーに入るなどで対応できますが、出先では無理です。
職場から駅まで、2kmほど歩いて電車に乗るのですが、実際、駅に到着して、直ぐに電車が来ても私は乗りません。なぜなら、体の体温が上昇しているからです。そのまま乗り込んでみて、電車が混んでいて、脱いだりできなかったりすると、本当に温度調節ができなくなってしまい、発作的な痒みに繋がる可能性が高くなるからです。
しかし、昨日は、普段より2時間程度遅くまで働いていたので、迂闊にも駅到着してすぐに乗車してしまったのです。その結果、体温上昇で酷い痒みになってしまったのです。
ハードコンタクトがズレて、修正不能になった
普段、アトピーだけに意識していればいいのですが、円錐角膜に対処するための、カスタムハードコンタクトレンズがズレてしまいました。フッと意識が飛んで、眼球が動いて眠りに落ちた瞬間、コンタクトがずれたことが分かりました。
当然、リカバリーする方法は知っていますし、それなりに出来ます。でも、今回は、どうしても修正ができなかったのです。目のどこにあるのか？万が一、落ちてしまったのか？そんなことも分からなくなり、どんどん、気が滅入って行きました。
最初は、25000円のコンタクトが・・・などと考えていたのですが、「なんで、こんな目に遭うんだ・・・」と精神的に追い込まれて行きました。
アトピー、目の病気のダブルパンチに完全にやられた
ハードコンタクトがズレてしまい、痒みも重なり、完全にやられました。これは、人生で未経験でした。だから、電車の中で、徐々に息苦しくなり、空間が狭く感じるようになって行きました。電車には50分程度乗っているので、実際長いわけですが、本当に長く感じました。
とは言え、乗換駅までは！と思って頑張っていたのですが、限界に使づきました。もうだめだ！と思い、降車しました。降りた後に気づいたのですが、その駅は目的の駅の一つ手前でした。もう、本当に冷静な判断ができない状況になっていたのです。
降りる直前に、嫁に、SOSを出して、迎えを頼みました。
嫁は「なんくるないさ！」と言ってくれて、本当に助かりました。
駅のプラットホームで、水を飲んで体を冷やし、コンタクトが目に入っていることを何とか確認して、嫁の到着を待ちました。
なぜ、自分がパニック状態になったのか、自分で理解できているので、まだ対処の仕方があるとは思いますが、でも、何か、日常的に、常に付きまとう、痒さと目の見辛さ、違和感と、これから付き合っていくことは思っている以上に大変なんだと痛感させられました。
