目の病気になり、愛車(主力戦闘機)を売り払い、電車通勤がメインとなりました。しかし、新型コロナウィルスに関わり緊急事態宣言が出されました。電車通勤には恐怖を感じますから、頑張ってもう一台の軽自動車での通勤も時折試みております。
最近、足元の宝を探すべく日頃の小さな出来事をブログで書くのもいいな!と思って、何回か書いたのですが、実は車で通勤すると、書くことがないんですよね。目が見えないなりに、歩いていた方が色々なものをじっくりと見て感じることができるのだなと実感します。
車で45分、電車で2時間弱。新型コロナが無ければ、電車での読書、勉強を含めて、ウォーキングなどプラスになることが多いのです。普通に運転するには、問題ないですけど、運転は超神経を使いますから、正直疲れます。
でも、新型コロナが・・・恐怖ですよね。あ!!今回は、このことが主題ではありません。ちょっと、昔お世話になった方との会話を思い出したので書きたいと思います。自動車での通勤では、足下の宝を見つけ辛い!という話と関係して、思い出したものです。
「だから、エノラ・ゲイのパイロットはスイッチを押せたんだよ」
私が、大学1,2年生の時、高校時代からお世話になっている弁護士さん(悪いことしてお世話になったわけではありません。。。)のご厚意で、とある全国会議に参加することになり新幹線で移動をしていました。
その時、ふっと私が
「新幹線から、眺めていると、ここでみんな生きてるはずなのに、なんか生活感がないですよね。」
というと、その弁護士の方が
「だから、エノラ・ゲイのパイロットはスイッチを押せたんだ」
と言われたのです。あー!!なるほど。。今自分が感じたこの感覚か。リアルに人の生きる情景が浮かぶなら、人として押せるわけない。
足の裏で地面を感じる、気温を感じる、日が長くなったと感じる、風や匂いや湿度や、川の砂地の変化や、毎日一緒に乗る他人や、車掌さんの呼びかけや・・・色々な足元の宝に気づかないにしても、埋もれている気がします。
でも、車で家の駐車場から職場の駐車場まで、何のないわけではないですよね。慎重に安全に運転します。同じ時間帯だと、結構見かける車もあります。でも、やはり情報量が電車通勤よりもはるかに少ないです。
新型コロナが無ければ、電車通勤がいいですね。でも、今は非常事態ですからね。